鞄バッグのお手入れ方法は?失敗しない3つのコツ!【2022年9月更新】

使い込むほどに艶としなやかさが出てくる「革=レザー」は、時間とともに風合いが増す「経年変化(エイジング)」も楽しみのひとつです。

でも、メンテナンスを怠っていると時とともに表面に細かいひび割れができたり、保管している間にカビが発生したりして対処方法にお悩みの方も多いと思います。


今回は、お気に入りのレザーバッグを大切に使うために、覚えておきたい『革バッグのお手入れ・メンテナンス方法』をご紹介します。

お気に入り革鞄を長く愛用するための<失敗しない3つのコツ>もご紹介!!

 

革鞄レザーバッグのお手入れ方法
革鞄・レザーバッグのお手入れ方法

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目次

どうして定期的な『メンテナンス』が必要なのか?

レザーバッグを毎日使っているといつの間にか表面がカサカサしてきたリ、細かいひび割れができたりします。
そんな経験をしたことは、ありませんか?

その原因の一つが、「乾燥」です。

革は、天然皮革といわれるように自然な素材です。
革も人間の肌と同じようにお手入れをしないで放置してしまうと、表面に潤いがなくなってカサカサの状態になってしまいます。
革に含まれる油分によって、しなやかさと潤いを保っています。

そのためシワやひび割れなどのトラブルを防ぐためには、定期的なケアで革に栄養分を補給することが大切です。
革専用のクリームを使って、革の表面から油分を補給して潤いを与えてあげましょう!

時間が経つにつれて、乾燥により油分が飛んでしまったり、雨などの水分で油分が流れ落ちてしまうことが主な原因です。

定期的な『メンテナンス』で乾燥を防ぎましょう!!

 

お手入れをする『タイミング』はどのくらいがいい?

 

 

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いつメンテナンスするのが、適切なのか?
気候や乾燥・湿気の状況によって、「乾燥」の度合いが変わってきますので明確な時期をお知らせするのは難しいです。

ただ油分が無くなりカサカサになる「乾燥」の前に、「汚れ」が先に訪れます。
「汚れ」は特に乾燥よりもカビや劣化を早める原因となりますので、早めの対処が必要です。

キレイな状態を保つためには、できるだけ使用後は毎回「乾拭き」をするといいです。

乾拭きをすることでバッグに付着したホコリを落とし、革の光沢を保つことができます。
布は柔らかい素材のものを選び、バッグに傷が付かないように優しく拭きましょう。

また、バッグのデザインや素材によっては、溝の部分や革の表面に汚れが溜まりやすいです。
そうしたバッグには「革専用ブラシ」を使うと、布では落としにくいホコリや汚れをキレイに落とせます。

 

革靴 お手入れ シューケア
革専用ブラシ

 

革に潤いを与えるオイルケアは、革の種類や使用頻度によってタイミングが異なります。
基本的には、購入時よりも表面がカサついてきたと感じた時に行うのがいいです。

クリーム過度に塗りすぎると、オイルが染み込まず、逆にベタつきが残る場合があります。
革の状態を確かめながら適度なお手入れが大事です。

 

意外と簡単『革バッグのお手入れ方法』とは?

 

意外と簡単『革バッグのお手入れ方法』とは?

 

メンテナンスに必要な物

・革用ブラシ
・革専用オイル
・クリーム(油性・乳化性)
・クリーム用布・乾拭き布

 

バッグのお手入れに必要なものは、「革用ブラシ・革専用オイル・クリーム(油性・乳化性)・クリーム用布・乾拭き布」です。
布の素材は、パイル地だとファスナーなどに引っかかる可能性があるため綿などのやわらかいものが最適です。

代表的な素材であるレザー(スムース皮革)と、パテントレザー(エナメル皮革)のお手入れ方法をご紹介します。

スムースレザーバッグのお手入れ方法

【用意するもの】

皮革用クリーナー
皮革用栄養クリーム
柔らかい布 2~3枚
皮革用ブラシ(馬毛等、毛質の柔らかいもの)
防水スプレー

【お手入れ方法】

皮革用ブラシで全体を軽くブラッシングし、ホコリを落とします
特に取っ手の周辺やファスナー周辺等はホコリがたまりやすいので、丁寧にブラッシングをしまます。

柔らかい布にクリーナーを付けて、バッグ皮革部の全体に塗り込みます。
拭くようにしながら汚れを取り除いきます

別の布に栄養クリームを付けて、バッグ皮革部の全体に塗り込みます

布の乾いた部分で十分に磨くように拭きます

風通しの良い日光の当たらない場所で、十分に乾燥させます

皮革用の防水スプレーをかけて仕上げます。

 

注意点:お手入れ方法

・加工や染色によっては、皮革専用クリーナーで色落ち・変色等が起きる可能性があります。
初めてのクリーナー・クリームは、必ず少量を目立たない場所に塗り、変色が起きないかどうかテストを行うようにしてください。
・防水スプレー作業は、屋外で行ってください。

 

革靴のお手入れ方法とは!?
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革鞄と革靴のメンテナンス方法は非常に似ていますので、是非参考にしてください!!

 

水や汚れからバッグを守る「防水スプレー」がおすすめ!

 

おすすめコロンブス(COLUMBUS)アメダス 防水スプレー
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防水スプレー

繊維1本1本にフッ素系撥水・撥油剤をコーティングすることにより、撥水・撥油・防汚効果を靴に与えるスプレーです。

 

「乾燥」だけではなく、雨や水の「水分」も革にとっては大敵です。
革に水分が付着するとシミや色落ちの原因になるので、定期的に「防水スプレー」雨対策をしておきましょう。

屋外など風通しのいいところでバッグから30㎝ほど離して水平方向に動かしながら、全体に防水スプレーを噴霧します。

全体がしっとりと濡れる程度にスプレーして、20~30分かけて乾燥させます。
完全に乾いたら仕上げにやわらかい布で乾拭きして、全体になじませたら完了です。

注意:防水スプレーは室内で行わず、屋外で行うようにしてください!!

 

防水スプレーが十分に効果を発揮するためには、噴霧した後にしっかり乾燥させることが大切です。また、防水ケアは時間とともに効果が落ちるため、定期的に行うのもポイント。毎日使うバッグの場合には、梅雨の時期なら週に一回程度ケアすると良いそうです。はじめて防水スプレーを使用する際は、必ずバッグの目立たない部分でテストしてから使いましょう。

次のようなブランドバッグの汚れについては、残念ながら自宅でのお手入れではキレイにすることが難しいです。

【落とせないバッグの汚れ例】

・古い汚れ:付いてから時間が経過し、乾燥したり固まってしまったもの
・水性の汚れ:雨染み・水シミやワイン等によるシミ等
・顔料による汚れ:ボールペン等のインクによるシミ等

このような汚れが付いてしまっている場合には、無理に汚れを取ろうとせず専門的なクリーニング業者に依頼をしましょう。

 

<失敗しない3つのコツ>

革鞄・レザーバッグを長く愛用するための<失敗しない3つのコツ>です。

 

・清潔に保つこと。
・乾燥を防ぐこと。
・雨対策をすること。

 

 

失敗しないためには、<簡単な3つお手入れ>です。

 

・クリーニング(汚れ落とし)
(硬く絞った濡れた雑巾で、日頃付着した「汚れ」を拭き取ること。汚れはカビや劣化の原因になりますので、クリーナーがなかったとしても拭き取るとこが大切です。)
・クリーム(栄養補給)
(革の乾燥を防ぐためには定期的なクリーム塗布で油分を与えてください。最低でも半年に一回していれば、よほどのことがない限りカサカサにはなりません。クリーニング後にサッとクリーム塗布するだけで十分です。)
・防水スプレー(雨・汚れ対策)
(革にとって水分はシミや乾燥の原因になります。防水スプレーを定期的に行うだけで、水分が革の内部に入りにくくなります。また汚れも付着しにくくなりますので、非常に有効です。)

 

「汚れ・カビ・乾燥・雨・水分」に弱いのが、「革=レザー」です。
是非とも「革=レザー」の特性を理解して、定期的にメンテナンスを行ってみてください。

それ程難しいお手入れは必要ありませんが、すこし気にして手を掛けてあげると本当に生きてるかのように、表情が変わって、ツヤが出たり、しっとりしたり天然素材の魅力を楽しめます。

大切に大事に革製品を使ってあげてください。